Ultra Skymarathon Madeira2018

Ultra Skymarathon Madeira
Skyrunner World Seriese EXTRA
distance 55.6km
elevation 4121m
time 8:35
womens 18th place

ポルトガル、マデイラ島。
島の中央には1862mの山を含む広大な山域が広がっていて、素晴らしい大自然と街の美しさから「大西洋の真珠」と言われています。
そんな島には年間を通しいくつかの山岳レースが開催されていて、今回はSkyrunning のワールドシリーズ戦のひとつであるUltra Skymarathon Madeira(USM)へ参加してきました。

USMに参戦するのは今回が2回目。
2年前、初めてヨーロッパのスカイレースを体験したのがこの大会でした。

このレースは、前半と後半でコースの様相が全く変わります。
全55kmのコースの前半はこの島の最高地点1862mのPico RUIVOへ。かなりテクニカルな岩場なども含まれる、これぞSkyというコース。
雲海と朝日が本当に美しく、ここまで登ってきた疲れを忘れさせるほど。
photo by USM Facebook
ただ明け方まで降り続いた雨により、濡れた地面や岩場もかなりスリッピー。
ボコボコした一枚岩を降りるときは、濡れた岩に足を滑らせ、尻もちついたままガンガンとお尻で滑るなんてことを2回やらかしました。
よく私の尾てい骨無事だったなと思います。
Pico RUIVOを登ったらそこからは海抜0mまで一気に駆け下ります。
このずっと続く下りはかなり脚にきますが、下りきった先にはエメラルドグリーンの美しい海がひろがっています。
そしてここから後半戦は、標高はそれほど高くない、いわゆる里山を行くコースへ。
たまに急登もありますが、走れるコースなだけに、ここでしっかり脚を残しておくことはとても大事。
そして、この後半には沢の中を行くパートも。
対岸から対岸へ沢を渡るとというレベルではなく、本当に400mぐらい沢の中を進みます。
沢の流れは早いところもあり、もちろん地面は滑るし見えないし…
ここでは右手を岩に掴まりながら足を滑らせ、肩が外れてすぐ戻る、という経験を生まれて初めてしました。
肩がグリンっていって、またグリンって戻って、あぁ、肩って本当に球関節なんだなって初めて感じた瞬間でした…
とりあえずすぐにハマって良かったけど、その後は右手で何かしたり掴んだりすることが怖かった。
今回は本当に女子のレベルが高く、前半は女子選手たちのあまりの速さに全くついていけず愕然としました。
私らしくない、弱気なことばかり考えてしまった。
でも走っていくうちにだんだんと気持ちを立て直すことができ、後半には女子選手を5人ぐらいパスして、なんとか最低ラインのTOP20には食い込みました。
今回USMに参戦して、本当にたくさんの課題が見つかりました。
正直、今回のこの結果には納得はしていません。
もっとできたんじゃないかって、今はそんな思いがどんどん湧いてきます。
ワールドシリーズ戦はまだ始まったばかり。
この課題を克服して、次戦では納得いく結果を残せるよう、またしっかり準備していきたいと思います。
課題を克服するための準備を。

ワールドシリーズ2戦目
7月7日 High Trail Vanois(フランス)

いつもたくさんの応援ありがとうございます!
and, special thanks!!
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Yukari Hoshino


Yukari Hoshino / Run NM

栃木県日光市在住のマウンテンランナー星野由香理のオフィシャルページです。山を愛し、自然から多くを学び、日々野山を駆け回りながら生活しています。アスリートから一般の方までのトレーニングをサポートするフィジカルトレーナーとしても活動しています。

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