my view of TRAINING ①計画
私は現在"トレーナー"と"アスリート"の二足のわらじを履いています。
元々は高校生のときからトレーナーになりたくて、体育大への進学を決意して、中京大学体育学部に入学して、トレーナー部会に入って勉強しながら学生トレーナーとして部活動で選手のサポートをしていました。
卒業後はパーソナルトレーナーとして就職し、現在はフリーのトレーナーとして高校生陸上部や大学アメフト部のトレーニング指導やパーソナル指導を行っています。
こうしてトレーナーとして培ってきた知識や経験が、今の自分自身のアスリート活動を支えているし、アスリートとして経験したことが、トレーナーとしての自分の知識や考えをさらに高めてくれていると思っています。
前置きが長くなりましたが、今日はちょっとトレーニング計画のお話し。
「ピリオダイゼーション」とも言います。
目標の大会へ向けて、どのようにトレーニングを進めていくか。
どうすれば大会の時にピークを合わせられるか。トレーニングを期分けして作る考え方です。
私は現在は4月末に開催される「UTMF」170kmのレースへ向けてトレーニングを行っています。
フルマラソンや他のトレイルランニングレースなど「この大会にピークを合わせたい!」っていう大会へのトレーニングを始める前には必ず計画を立てます。
それはどんな距離のレースでも変わらずに「3つに期分け」をするところから始めます。
私の場合は、
①準備期 ②鍛錬期 ③調整期
①準備期とは、②の鍛錬期で行うトレーニングに耐えられるだけの体を作る時期。体が出来上がっていないのに、いきなりハードなトレーニングをしても怪我をするだけなので、まずはここでしっかり体作りを行います。
②鍛錬期とは、ちょっと言葉が硬いですが、要はハードなトレーニングを積む期間。ここでは体も心もかなり疲労感が残ります。もちろん毎日毎日ハードなトレーニングを続けるわけではなくて、リカバリーの日もいれますが、それでも常に疲れてるなってかんじが残ります。
そして、③調整期とは②鍛錬期で溜まった疲労を完全に取り、大会本番へ向けて自分の体をさらに研ぎ澄ませていく期間。剣先を薄く鋭く研磨していくイメージ。まさに職人技とも言えるすごく重要な時期です。
この計画がうまくいった時、大会で良いパフォーマンス、良い結果が生まれることが多いです。もちろん自然の中でのスポーツなので当日のコンディションによって結果はガラッと変わることもありますが。
でも、良いトレーニングができていたときは、やっぱり大会が楽しみで仕方ないし、自信を持ってスタートラインに立てます。
せっかくお金払って時間作って大会にエントリーしているのだから、ワクワク楽しみな状態でスタートラインに立ちたいですよね。
不安ばかりで「嫌だな〜」とか思いながらスタートに立つのはもったいない。
そのためにも、目標の大会が決まったらまずは計画を立てる。
でも計画通りにトレーニングが進むということはなかなか無いので、計画通りにいかなくてもそこで焦らない諦めない。計画は常に修正していく柔軟性も必要になってきます。
ちょっと長くなってしまったので、また詳しくはいずれ書きます。
なるべく早めに。笑
因みに私は今はUTMFへ向けての準備期。
「まだ準備期なの?もう大会まで2ヵ月ちょっとだよ?」
と思う方もいると思いますが、鍛錬期は本当にハードなので、そんなに長い期間は体も集中力も続かない。
それよりも、特に100マイルのような長いレースでは、じっくり体を作ることが大事だと思っています。ここを抜いちゃうとウルトラレースでは絶対に最後まで体がもちません。
そんな感じで、今はゆっくりじっくり時間をかけて体の準備中です。
久々に、ってか初めて?このブログでこんなに硬い文章書いたかも。。笑
Yukari Hoshino
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